衆院大阪12区補選 自民大苦戦の裏に公明党のサボタージュ

衆院大阪12区補欠選挙(21日投開票)について、14日の新聞各紙が中盤情勢を報じていたが、驚いたのは共同通信と読売新聞の調査で、自民党の北川晋平候補(32)が、日本維新の会の藤田文武候補(38)、無所属の樽床伸二候補(59)の後塵を拝し、3位に沈んでいたことだ(4位は無所属の宮本岳志候補・59)。

「共同では自民は維新に10ポイント以上離されていました。自民・北川氏の叔父の弔い選挙なのだから優位なはずが、どんどん情勢が悪化しています。北川氏に推薦を出している公明党で、地元事情から一部が樽床氏に流れていることも影響しています」(地元メディア関係者)

区市町村議員選に必死で余裕がない

 公明党が北川氏に全力投球できない理由は他にもある。統一地方選後半戦の区市町村議員選挙の投票日は補選と同日。党全体がそれら地方選の応援に必死で、補選に力を回す余裕がないのだ。

「統一選前半戦の政令市議選で、公明党は京都と大阪で2人の現職が落選しました。公明党の選挙といえば、きちんと票読み・票割りして全員当選が当たり前なのに、あり得ない結果でした。後半戦では何としても全勝しなければならないでしょう。補選どころではない苦しい状況です」(永田町関係者)

 後半戦で公明党は、全国で計1222人の区市町村議員候補を擁立している。区市議員選の告示だったきのう、山口那津男代表は東京・中央区(写真)など7カ所もの候補者らの応援に駆けずり回っていた。

 もっとも、自民党の本気度も怪しいもの。前述の新聞各社の情勢調査では、自民支持層は維新にも樽床にも流れていて、決して一枚岩とは言えないのだ。人寄せパンダの小泉進次郎衆院議員が13日に大阪入りしたのに続き、今週後半には安倍首相も北川氏の応援に行く予定だが、赤っ恥をかきそうだ。

日刊ゲンダイ
19/04/15 14:50 
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